fc2ブログ

琿春エアポート

http://topenogu.blog60.fc2.com/ …since 2006.APR

中国猫の中国語世界『Chinaneko 中国猫』という中国語学習サイトがあります。こちらの開設者は現在日本在住の中国北方出身の女性、中国猫さん。中国語と日本語の対話学習をしながらウェブ上で国際交流しようという素敵なウェブサイトです。中でも私は音声学習のビデオ中国語のレッスンが好き。それは中国猫さんによる生きた中国語を聞けることと、2匹の可愛い猫ちゃんが登場するからです。

先日、私も早速フォーラムに登録参加させていただきました。愛犬家愛猫家のためのiDogiCatペットフォーラムもあります。そちらで投稿をしたところ、私の家の猫を見たいというご要望があったので「琿春猫」と題し、うちのトッポギを紹介させていただきます。

20060630121839.jpg

名前:トッポギ(1才2ヶ月、女子)
愛称:トッポ、トッポちゃん
性格:明るくてお転婆、家の中で一番モチベーションが高い
反面、寂しがりやで甘えん坊でもある
まだ小さいから自分は猫だと自覚していない

好きなこと:歩く人間を狙う(襲いかかった時、驚いてくれると嬉しい)
それと、窓の外を眺めて人間観察すること

特技:ごはんが欲しい時「我要。」(ウォーヤオ。)と鳴くこと
ティッシュを丸めて投げると、くわえて持ってくること
カーテンによじ上ること

好きな物:鰹節、パン、ポテトチップス
嫌いな物:シャワー、バナナと香菜の香り、掃除機、留守番


もっと写真を見たい方はMoreへどうぞ。
スポンサーサイト



20060625201905.jpg

乾物屋で扱う品物は、東北部の特産である干椎茸と木耳
落花生、向日葵の種などナッツ類各種
唐辛子どっさり、ニンニク、生姜
ワカメ、春雨などヘルシーなものいっぱい
それから、海苔、干物、煮干し
あの卵はなんだろう?

…その他、よく解らないものなど。


20060625201841.jpg

米や豆などの穀類を売っている。
お米は10斤(5kg)で15元(約220円)、とーっても安い。
延辺朝鮮自治州は稲作に適した地域で米所とされている。
良く洗って丁寧に磨げば、匂いは大して気にならず
美味しい白米に炊き上がる。

栄養価が高い黒米(古代米)や小米(粟)、緑豆、小豆
大豆、玉米(トウモロコシ)などもある。
自然の色が輝いて、まるで点描画のよう…
私は子供みたいに袋の中に手を突っ込んでみたくなる。

まだお米しか買ったことがないけれど
今度、雑穀系を試してみようかな。




袋に入った糸くずのような物は、なんとタバコ。
私には「さきイカ」に見えてしまう。

好きなものをブレンドして巻くなんて
なかなかの通なのでは?

20060625202004.jpg

うちは私もダンナも吸わないので、全く興味なし。
素通りゾーン。
20060626131228.jpg

可愛らしい小ぶりの桃が最近、よく出回っています。
何という種類なのか分かりませんが
小連れの主婦が選んでいたので、きっと美味しいのだろうと
私も買ってみました。
3斤(1.5kg)買ったら6元(約90円)でした。

ほんのり甘酸っぱくて、とても良い香り。

20060626131926.jpg



購物中心の魚屋の様子
魚屋なのに、なぜか鶏肉を捌いていた…

商品は川魚のほか、太刀魚や鮭、秋刀魚、鱈などが並ぶ。
タコやイカ、貝類もある。

20060625200302.jpg

魚はあまり売れないのか大体いつも閑散としていて
店の人が不在だったり、奥で昼寝をしていたり。

鮭の塩焼きが食べたいなぁ…と思うけれど
冷凍して運んできたものを、解凍しつつ常温で売られているため
今の所、買うのを控えている。
家から歩いて10分、購物中心(ショッピングセンター)というのがあって
そこでは何でも売っている。

建物の中に入るとすぐ「何が要りますか?」と声を掛けられ
私の眼の動いた先にある商品を勧められる
(ちなみに私はそれを「ヤオシェンマ攻撃」と呼ぶ。)
店主たちは私の一挙一動を凝視しているため
初めの数ヶ月は怖くて長く居られなかった。

でも、最近やっと慣れてきた。
比較的空いた時間を狙って、写真を撮らせていただく。

20060626131043.jpg

裏の出入り口に近いところに果物屋がズラーっと並んでいる。
この時期はスイカ、プラム、サクランボ、メロンが食べ頃。
イチゴ、マンゴー、ブドウ、マンゴスチン、リンゴ、ナシ、オレンジ
パイナップル、パパイヤ、レモンなど、ありとあらゆる果物が何でもある。

20060626130751.jpg

一番多く並ぶのは、みんな大好きバナナ。
私も毎朝、食べている。

琿春市の中心にあるロータリーには
白い球を持った手の記念像がありました。
20060621144459.jpg
■3月頃撮影

こういうオブジェ、過去に文化祭とかで作ったことがある(?)人は多いと思います。
これは張り子で出来てるわけじゃないだろうけど
あまりにもインパクトが強すぎ。
初めて琿春に来た時、一度見ただけで目に焼き付いてしまった。
夢に何回、出てきたことか…。
20060621214800.jpg
■3月頃撮影

ところが。
この素敵なモニュメントが五一の連休中に消えたようになくなりました。
これを盗難しようとは誰も思わないでしょうから
きっと綺麗にリニューアルするため撤去したのだろうと思います。
20060621144425.jpg
■5月頃、福利来前から撮影

そこで勝手にリニューアルのアイディアを考えました。
A案:白い球をゴールドにする
B案:白い球を地球にする
C案:白い球をミラーボールにする
D案:白い球をLEDでピカピカ光らせる

大きく変えようとすると予算の関係で流れるので、こんなかんじでしょうか。
他に何か良い案はありませんか。


しかし、あれから約2ヶ月が経とうとしていますが
現在も一向にリニューアルされた記念像が現れる気配なし。がらんとしてます。
06212.jpg
■6月現在の様子、福利来の2階から撮影

この際、思い切ってハンド&ボールは辞めてしまい
もみの木でも植えたらシンボルツリーになって素敵では。
または白くて美しい噴水。

と、勝手に私の希望的観測を並べてみましたが
私ではなく、琿春市の偉い人が何か思い立ったら
きっとその日のうちにすぐ動き出すのではないかと思います。
多分、勢いだけで始めます。

一体何が現れるのか
傍観しながらも、実は密かに楽しみなのです。
20060621144519.jpg

琿春には廃墟が多い。
映画やアニメ、ゲームなど空想の世界で見たような
繁栄の跡が物悲しい混沌とした景色が
ここでは現実に目の前に見えている。

取り壊す費用がないのか、それとも
土地はまだまだあるから急いで壊す必要もないのか
放置されたまま危険な状態。

マンションの東側の窓からは
以前はホテルだったらしい廃墟が見える。
7、8階建で所々レンガが崩れ落ち、ガラスはすでに割れている。
路地に面した1階の壁には頭上注意の貼紙あり。
もう使われなくなって何年位経つのだろうか…

その屋上に
忘れられたままの木が数本植わっている。
数本の木は季節と共に新緑に変わった。

地面に根を張らず、屋上のわずかな土で成長している木を見ると
なんだかとても痛々しく切ない。




20060619155932.jpg

私らしく久しぶりに食ネタ。
新しく出来た超市のベーカリー部にて
中華スイーツの定番「ゴマ団子」を見つけたので買ってみました。

こっちに来てからなぜ今まで見かけなかったのだろう
もしやあまり人気ないのかな…太りそうだし。

ちなみにお値段は一個5角でした。
(※10角=1元=約15円)
すいぶん安いな~。

おやつに一人でこっそり食べてみたら
モッチモチでおいし~っ!
1日、1個にしておこう。


ところで。
日本はワールドカップで盛り上がってるようですが
中国は出場してないので、それほどでもありません。

しかし世界大会だからTVでやらないわけにもいかないらしく
CCTV5にて毎日放送しています。
(スポーツチャンネルのCCTV5では普段、NBAとか卓球をやってます。)

日本にいるとワールドカップ見ないなんて非国民っ!
というような風潮すら感じたりしますが
私はサッカーって全然興味ないし好きじゃない。
なんて言うかあのチンラタした感じ…。

でもここにいるとTVを点けても、他に見て分かるものがないので
(ドラえもん以外)
昨夜はなんとなくサッカーを見てみました。

でもやっぱり全然、面白くなかった。
どうしてそんなに熱狂するのか分かりません。
人はそれぞれ、違うのだなとおもいます。

今日は久しぶりにスカっと青空の天気でした。
しかし、久々に断水が激しい一日でした。

予告なしに突然やってくるヒヤヒヤものの断水、
本日のタイムテーブルはこんなかんじでした。

- - - -
午前中、2回目の洗濯を回している最中の10:00から
夕方17:00までストップ。
(約7時間)

そして、夕飯を作り終えた19:30から
なぜか23:00までストップ。
(約3時間半)

さらに、シャワーを済ませた直後の24:00前後から
明方の4:00頃まで通常通りストップしてます。
(約4時間)
- - - -

私が朝7時に起きてから、夜寝るまでの間に水が使えたのは
たったの6時間半です。

なんだか今日はいつもより精神的に疲れました…。
いつ止まるんだろう、いつ出るんだろうって心配しているのが
長ければ長いほど疲れます。

行動時間を制限させて、学校の寄宿舎にでも入れられてる気分。
これ、体験してみないと分からない不自由さがあるんです。

一応、トイレには汲み置き用としてバケツみたいな容器に2杯分と
シャワールームにはポリタンク1杯分の水が常備してあります。
でも、止まってる間のトイレってものすっごく嫌です。
つい我慢してしまったりして、とても体に悪いんです。

しんどいです。
過酷です。


ここの人たちは早寝早起き。
夜は10時ごろ寝てしまうようで、辺りは静まり返ります。
食事もトイレも基本的に外で済ませ、
時々、大衆浴場へ行ってるようです。

ちょっと私にはマネできません。
明日はもっとお水が出ますように…☆
中国での生活は、長いものに巻かれないと生きて行けないのかも
と感じている今日このごろ…。

もともと長いものに巻かれるのが好きじゃない性格な私。
やりづらくてホント、疲れる。

猫のトッポギのこと。
そもそも単身赴任中にダンナが勝手に飼い始めていたトッポギは
今ではもう私にべったり。(私がべったり?)
世話をするのは主に私。
飼い方は人それぞれだろうけど「無償の愛で接するのみ」というのが私流。
これは最初に飼っていた猫が死んだ時に悟ったこと。
なにせ物心ついた頃には猫がいて、猫飼育歴は四半世紀以上になる。
これだけは誰にも負けないと自信もって言えるのは「猫」だけかもしれない。

トッポギと暮らしてまだ日は浅いけれど、一緒に過ごした時間は長い。
おてんばでイタズラ大好きな甘えん坊の子猫、まだ1才1ヶ月。

いつかは日本に本帰国することになるから
そのときには連れて帰りたいと考えている。

でもそれには検疫制度を通過しなくてはいけない。
「猫を連れて帰ること=動物の輸入」になる。

いろいろ調べて分かってきたことは、とにかく早めに準備しなくてはいけないこと。
それと、ものすごく大変そうだということ。

検疫は農林水産省の管轄なので、詳しいことはwebで調べられる。
トッポギを輸入するための流れは簡単に言うとこんな感じ。
(1)遼寧出入境検験検疫局にてマイクロチップの装着
(2)狂犬病ワクチン注射:30日以上の間隔をあけて2回以上接種。
(3) 狂犬病ウイルスに対する抗体価の検査:採血。
   (「獣医衛生証書」を発給してもらう。)
(4)採血した血清を日本へ持ち込み、農林水産大臣に指定された検査施設に送る。
   (狂犬病の抗体を0.5IU/ml以上保有しているかどうかの検査を受る。)
(5) 抗体保有後の輸出前待機:血液の採血日から180日間以上経過を待つ。
   (2年以内に犬又は猫が日本に到着することが条件。)
(6)事前届出書の提出
(7)出国直前の臨床検査
(8)中国政府機関が発行する証明書を取得:日本到着時に動物検疫所に提出。

あ~、頭痛くなる。。。

撲滅した伝染病が持ち込まれてしまうのを防ぐことって
お役所の仕事であって、飼い主の仕事じゃないのに。
易々と連れてくるのを諦めさせようとしているかんじ。

これ全部、中国で執り行うのは限りなく不可能に近そう。
でも裏側ではコネクションやお金を使って動く人の力で何とかなってるのかな。
あー、いやだな、こういうの。
権力がなければペットすら飼えないのかよ!ってかんじ。

はぁ…。

中国に住む飼い主さんのブログなどに、その苦労話が書かれているけど
皆それぞれ大変な思いをしながらも乗り越えてる。
だから、私にも出来ないことはないはず!と思いたい。
でも。

うちの場合は、別の問題がある。
なにしろ手続きできる場所がウチから遠過ぎ。
政府指定の遼寧出入境検験検疫局まで、何時間かかるんだ!?
瀋陽から延吉までは国内線で移動したことありますけど…
列車か長距離バスにしても、移動する間にトッポギは疲れて体調を崩してしまうよ。
何とか連れて行って、それから採血だワクチンだってしてたら
正常な値なんて出るのか?って感じ。
大体、日帰りで行ける距離じゃない。
猫と一緒に泊まれるホテルなんて瀋陽にあるのかな。
あったとしても招待所(民宿)みたいなところじゃないのか。
そこに最低でも3回往復し、本帰国の2日前には立ち寄って検診なんて…
気が遠くなる。


たしか琿春市内にも「出入境検験検疫局」ってのがあったような…
こっちに来てすぐ身体検査を受けたところじゃないか。
あそこで動物もやってくれないだろうか。


また誰かに頼って聞いてもらうしかない。

でも本当は誰かに頼らないとダメな自分がすごく嫌。
こんなに無力じゃなかったはずなのに
こっちにいると自分の小ささを痛感して落ち込む。
話せない、言葉が通じないっていうのは弱い。
自分の中国語の出来なさ加減に、どうにもこうにもイライラする。

20060615164657.jpg

左から猫トイレ砂、生タイプの餌、ドライフード。
琿春のペットショップにて全部で30元で購入。

でもトッポギが一番好きなのは日本の鰹節です。
最近、雨や曇りの日が多くて鬱陶しい。しかも肌寒く、昼の気温は15度前後。オンドル(床暖房)は市政府の集中管理なので4月中頃一斉に切られています。もともと湿度が低めなのでジメジメとしていませんが、日本の梅雨とよく似ています。このあたりの地域は亜寒帯気候だから梅雨は存在しないはずなのに…。雨の季節が終わるのは夏至が過ぎてから?本格的な暑い夏は確かに琿春にも訪れるらしいです。夏は夏でいろいろありそうです。

でも私が夏を過ごすのは日本になります。8月は大学のスクーリングに出席するため、来月中旬には帰国する予定を計画中。あー嬉しい!日本に帰ったら何もかも便利で快適に感じること間違いなし。早めに帰ったら学校のそばに部屋を借りたり、図書館へ行ったり、科目試験の勉強したり、試験を受けたりと色々忙しくなりそう。もちろん友人に会ったり、美術館へ行ったり、お墓参りに行ったり、美容院へ行ったり…することがいっぱい。

帰国に合わせてレポートや課題を提出するべく、毎日せっせと作業に追われています。ここにいると気分が集中できないことが多く(言い訳)、年間学習計画からすでに後れをとっている私…しかも苦手な科目ばかり残ってる。。。挽回、間に合うか。実技の課題は作ること自体に楽しめるから楽勝なのになあ…ただし、量がものすごく多いけど。

そういえば。延吉の画材屋で興味本位から買ってみた絵筆(普通のよりも穂先きが長い)は、使い始めに毛が抜けたりしたのでダメかと思いきや、使ううちにそれもなくなり安定して使い易くなりました。さすが筆の本場?!
オイルや絵具類は日本から持って来たもので今の所、なんとか足りてます。足らなくなったら予備として買っておいた中国製のを試してみようかな~と思っていますが、これも大丈夫かな。ちょっと使用に不安があります。

20060614201923.jpg

左は日本の。で、右は中国製のテレピンオイル。
テレピンオイルのことは「松節油」って言うのか~。
瓶のラベルに怪しいジイサン、これってダヴィンチ?
でもなんかちょっと東洋人ぽい…違うかも。



これが琿春で作られた豆腐(dou4fu)。豆腐屋が掛け声を掛けながら台車で売り歩いている。夕方になると大体いつも決まった場所に出没するのだけれど、いるだろうと思って買いに行くと来てないことがあって、時々ちょっと困る。値段は1丁1.5元(1元にしてくれることもある)。豆腐の一辺は約15cm、ずっしりしていてとても大きいが、なぜかいつも表面に凹んだ溝がついている。(この溝があるせいで、私はいつもどう切ろうかと考えてしまう)。絹ごしよりも木綿に近いしっかりとした食感で、濃厚な大豆の味がする。1丁で日本の豆腐の3、4丁分の量があり、あまり日持ちしないため大抵は使い切らない。

20060612185507.jpg

これは琿春で製造されている味噌。こちらも1袋1.5元。味噌は豆醤(dou4jiang4)という。原料の表記には黄豆(huang2dou4)=(大豆)、小麦粉、塩、水とある。日本の味噌とは風味が異なり、手作り味噌のように大豆の粒粒が多く残っている。日本から持ってきた粉末だしを加えれば、日本の味噌汁に近いものにはなる。

_IGP4256.jpg

琿春からバスで2時間弱のところに延吉という市があります。

20060610230547.jpg

琿春とは比べものにならないほど、何でもある大きな街です。延吉空港をはじめ、延辺大学、大学付属病院、公園、動物園、デパート、各国(?)料理店、比較的まともなスーパー、比較的まともなケーキ屋、比較的まともなホテル…などなど沢山。街の雰囲気は何となく「上野」っぽいなと思います。但し美術館や博物館はないですが…。困ったとき頼りになる日本人も多いそうです。琿春在住の我々には、これだけあれば十分(暮らせる)と思えてしまいます。

20060610230603.jpg

しかし延吉に住む日本人の方、曰く「落ち込み易いし、暮らしにくい場所だ」と。
こんなに何でもあるのに暮らしにくいのは…う~ん、主に何が原因なのでしょうか。そういえば、私たちがこの街に到着してバスを降りた瞬間、いつも感じることがあります。それは空気の汚さ。「ド」が付くほど田舎の琿春と比べて圧倒的に延吉は車の台数が多いのです。当然、人の数も多いので市内を走る路線バスなんてひどい混雑。あのバスはどうしていつも、あれほどまでにセカセカと急いでいるのか。人が乗降中であろうが走り出す勢いで、信じられないほど荒っぽい運転。本当に危険です。多分この排ガスと人混みが相当なストレスの原因になるのでは?と思うのですが…そう感じるのは、私が既にノンビリとした田舎の生活に慣れてしまったせいでしょうか。

20060610225939.jpg

買物の途中、琿春にはないけれど中国全土に支店が展開しているケーキ屋さんでお茶しました。チーズケーキを食べたら普通に美味しい…最近、舌が衰えたのかもしれません。でもコーヒーには砂糖が入っていました。注文する時「不要砂糖。」とちゃんと伝えたのに~。前にも同じことがあったので、この店には最初っから砂糖が入っちゃってるコーヒーしか無いのだろうという結論に達しました。甘い物を飲みながら甘い物を食べるのはとてもしんどい。

ケーキ屋さんで休憩しながら通りを歩く人々を観察していて気が付いたのは、琿春の人たちと服装のセンスが違うということ。延吉は琿春よりも外国人(特に韓国人)が多いこと、朝鮮族が多いことなど要因していると思われます。

今日、買ったものはDVDを12枚。それと、靴を1足。
昔、靴屋でバイトしていたこともあり、私は靴を集めるのが好きらしいです(結婚してからダンナに「イメルダみたい」と言われるまで全く自覚していませんでした)。サンダルやパンプスは何時間探していても飽きないし楽しい。こっちの服やバックはデザインがちょっと…だけれど、靴なら足先のポイントに使えそうです。革製品が安い中国では靴はとても安くて嬉しい。サイズの問題があるから難易度が高いかなと今まで敬遠していましたが、片言の中国語で買えることが分かったので、琿春の靴屋巡りもマメにしてみようと思います。変わった色やデザインの物が案外と見つかるかもしれません。


琿春から楽しい買物ができる延吉まで、高速を中型バスで飛ばして1時間半、安全運転でも2時間弱はかかります。もう少し近ければいいのにその距離は200km以上。
結婚式への招待状パート2です。前回と同じく会社の女性社員の結婚で、日取りは今月中頃。もう慣れたもので何が起きようと驚かないでしょう。準備は特になく、当日はラフな格好で会場に乗り込むだけ。

20060610230717.jpg

今回の招待状も派手。ですが、なぜか白檀の良い香りがしています…。
それと、例のように縁起の良いキャンディーも頂きました。

会社の従業員の平均年齢は低く、適齢期の人が非常に多いのです。ここの女性の適齢期は22~23才前後、男性は経済力の有無との関係でもう少し上だと思われます。お金がなければ愛は芽生えないのか、町を歩いているとオッサンとその娘みたいな年の離れたカップルもけっこう見かけます。でも旦那様に養ってもらう気なんて全くない。まだ学生みたいな彼女たちは、結婚して家庭を持っても男性と同じように仕事での成功を目指しています。仕事はもちろん、育児プラス親の介護までもこなしながら将来は出世して重要ポストに就く、それこそが自己実現!という、かなりの野心家タイプなのです。だから結婚後もさらに会社に貢献してくれることでしょう…。

ともかく人の幸せに遭遇できるのは嬉しいことです。
結婚式は今年中にあともう1回くらいありそうな予感。
私たちに中国語を教えてくれているZさんがDVDを貸してくれた。それは2000年夏に月9で放送されていた「バス・ストップ」という日本のドラマ。日本人なのに私はこのドラマを全く知らなかった。Zさんもどうして知らないの?と不思議そうにしていた。彼女は時々このドラマを見て日本語のヒアリングを勉強しているらしい。

ドラマの中で主演の飯島直子が「ハイヒールを脱ぐ時は仕事を辞める時、そう決めてるの。」という、まともに聞いてられないようなセリフを喋っている。6年前ってこんなだったかな?せっかく貸してくれたので最後まで鑑賞してみたら、一昔前の日本社会の懐かしさを感じつつ、まあまあ楽しめた。

バスストップ(1)でも、もしやZさんはドラマを見たままに『日本のキャリアウーマンと呼ばれる人たちは皆、ハイヒール履いて仕事してる』、『日本女性は皆、ボルドーしか飲んでない』と思っていやしないだろうか…。確か以前アルコールの話題が出て、私はお酒を飲めないと話したら、Zさんは「でも紅酒(ワイン)を飲むのでしょう?」と再確認されたことがあったのを覚えている…。

それはさておき、ずいぶん長らく借りていた「バス・ストップ」をZさんにお返しして、お礼に今度はうちのDVDを貸した。ダンナが単身赴任中に買い集めた海賊盤の量は半端じゃないから、Zさんはちょっと驚いていた。

Zさんが借りたのは「ランチの女王」と「ごくせん」。それと、日本のドラマじゃないけれど日本語音声が入っているということで「猟奇的な彼女」。なぜか3つとも美人で怖い女性が主役…。日本語の勉強には役立つと思うけど、汚くてワルい言葉が多いかもしれないよ、と言ったら「ワルい言葉、覚えたいです~!」と。それらのDVDの女優たちに負けず劣らずスタイルが良く美人なZさんは、なんだかとっても嬉しそうだった。やはりよく言われているとおり、中国人の女性って強いのかも。


ランチの女王 1ごくせん Vol.1猟奇的な彼女
日曜日のこと。馴染みではない店での会計時、お釣りに破れた20元札を渡されてしまった。あともう少しで二つに切れてしまいそうな20元札だ。

中国のお金、特にお札はとっても汚い。ヒドく汚れている上に、破れていたり落書きがあったり。シワだらけのボロボロのお札が平気で出回っている。扱い方も日本と違って、放るように相手に渡したりが普通。ズボンのポケットにしわくちゃのまま突っ込まれていたり、バックにそのまま放り込まれたり。

20060606105048.jpg

破れたお札は次回使う時に受け取ってもらえないこともある。だから「破損のひどいお札はその場で交換してもらい、受け取らないようにするべき」というのは周知の事。

とうとう、そのシチュエーションがやってきたか!と思った。大きく破れた20元札、これでは次回、どこの店でも受け取ってくれない。さあ、困った。

_IGP4176.jpg

サクランボ=櫻桃(ying1tao2)。ダンナがお昼休みに家に戻る途中、買ってきてくれた。1斤(500g)15元で売っていた露天商のおばちゃん、少し多めにオマケしてくれたって。熟れているのが甘くて美味しい。