fc2ブログ

琿春エアポート

http://topenogu.blog60.fc2.com/ …since 2006.APR

 今日は私共の結婚記念日でした。

 これが例年だったら母の手作りケーキを前に記念撮影した後、食事をするのがいつもの記念日の過ごし方なのだけど、今年はそれができずとても残念~。

 4年目の記念日は『花婚式』だそう。「花が咲き実がなるように」と、花束を贈り合うのが欧米流らしい『結婚記念日-意義と名称』

 花を贈ると言えば、琿春で生花を扱っている店を見たことがない。看板には「生花店」と書かれているのに、中で売られているのは「造花」か「観葉植物」だけ…私は花が大好きなので酷くガッカリ。需要が少ないし、流通の問題があるから仕方がないのかな。
 辺境地にいる間は何をするにもガマンガマン(で、ストレス溜まって結構苦しい)。日本に帰ったらまとめて盛大に記念品を贈り合えばいいですね。4年も経つとこんな感じ。

ところで、ダンナの会社の女性が7日に結婚するそうで、光栄なことに夫婦でご招待を受けました。

招待状

 招待状とお菓子を一緒に配るのがこちらの習慣のようです。かわいらしい。
実はこちらの結婚式に出るのは今回で2度目。前回は昨年の10月に朝鮮族の式に参列して、慣れない式次第とその雰囲気にただ圧倒されていたのでした…。そして今回は漢族とのこと。ということはチマチョゴリではなく、チャイナドレスか。きっと結婚式の執り行い方にも民族による違いがあるのではなかろうか。すごく楽しみ。とは言っても、ヘンな日本人夫婦が来たと思われないよう、失礼のないように前もってお祝いの仕方などを漢族の方から詳しく聞いておかなくては。

 さて、5月1日は労働節のため中国もそろそろ大型連休に入ります。
猫がいるので泊まりの旅行などはできないけれど、琿春市内を散歩したり、DVD観たりして過ごすと思います。
スポンサーサイト



琿春に来てからというもの、未だ美味しいスイーツには巡り会えず。洋菓子の類いは欧米文化を見よう見まねで作られつつある発展段階のよう。だからその質(味)を期待しないこと!

しかし私はデザートなしでは生きてゆけない程の甘党。なので、美味しいものが無いとは分かっていても、好奇心と食欲から試したくなってしまいました。

cafe1

ド派手なカラフルな色をしたケーキがショーケースにいっぱい並んでいる。しかも1切れがおっきい、大きすぎる!この日は一番無難そうなのを選んでみました。

cafe3

琿春ではこの『福利来蛋冰点城』は有名らしく、いつ行っても誕生ケーキの注文がたくさん入っています。中心部のロータリーに店を構えているので、立地条件が最高に良く、ケーキの他にもパンやクッキーなどが売っており、1階と2階にテーブル席があります。コーヒーを飲みながらロータリー周辺の人間観察をしていると凄く面白いから、いつも座るのは窓側の席。普通に入りやすい喫茶店という感じだけれど、カウンターの後ろにはアルコールも置いてある。夜はバーになるのかな。

私たちが二人掛かりでケーキを平らげ、向日葵の種を毟りながらマッタリしていると、黒い革ジャンを着た大柄なオヤジたち3人が店に乱入。と思ったら、3人それぞれ三角形のチョコレートケーキが乗った皿を手にして、2階に上がって行きました。スイーツ好きな男性が素敵に見えるのは世界共通ですか。
幼稚園1

建物がカラフルな琿春市第一幼稚園はうちのすぐ近所です。
普段はこんな風に閑散とした感じなのですが…


幼稚園2

お迎えの時間(16時頃)になると、この道はちょっとした渋滞ができます。

幼稚園3

自家用車やタクシーで迎えに来る親もいるけれど、圧倒的に多いのが三輪車。親子の客が幼稚園の門から出てくるのを、三輪車のおじさんたちは縦列してのんびりと待っています。幼稚園の門からずら~っと20台以上は並んでいるでしょうか…三輪車好きには圧巻の光景。

私はタクシーの密室感がちょっと苦手なので、1Km程離れた長距離バスの駅までとか2Km程離れた市場まではこれを使っています(だいたい2元。遠くても3元。ちなみにタクシーは市内5元)。三輪車の乗り心地って体験してみなくては分からないような、何とも言えない良さがありますよ。

琿春の人にしてみたら、生活の足であり無くてはならない存在の三輪車。でもこの仕事は雨の日も風の日も走る肉体労働なので割に合わないのではないか?と思うのです。だから降りる時には本当に心から労いたい気持ちになります。幼稚園4
三輪車の車窓からの眺めはこんな感じ。
hinabe
 中国語会話の先生と四川火鍋(火锅)を食べに行ってきました。唐辛子たっぷりの赤いスープはとーっても辛い!けれど、美味しい。色んな木の実が入った白いスープはコクがあって良い香りがします。昨年の1月と10月に訪れたときにも火鍋を食べましたが、体が温まるし野菜を沢山食べられるのでかなり気に入っています。
t14月も後半なのに、今日は雪が降っています。晴れて暖かい日には15度位まで気温が上がったので、もう厚手のコートを着ることもないだろうと思っていた矢先。一体、いつになったら樹々が芽吹くのだろうか。祖父の手紙には「(春が一足先に来て申し訳ないが)冬が長い分、春が来れば最高の気分になれますので、今少し辛抱して下さい。」と書かれていました。今年ほど春が待ち遠しい年はありません。
露天商パイン2街の通りには大抵、何かしらの露天商が出ています。季節によって商品が変わるようですが、今の時期は圧倒的にパイナップルが多く出回っています。皮を剥き、棘をきれいに取り除いた状態で割り箸に刺し、スティック状で売られています。ちなみに1本1元。丸ごと買うと8元くらい。


露天商パイン1こちらもパイナップル屋さん。忙しそう。



露天商リンゴ1ロバやウマに引かせながらどこからかやって来て、リンゴやナシを売っています。こんな光景って映画の世界でしか見たことがなく、初めはとても驚きましたが、もう見慣れてしまった…。ご主人が商いをしている間、動物たちは休んだり餌を食んだりしながら、おとなしくしています。家畜はエライなあ。


露天商ミックス1こちらは複合型。右端でおばさんが焼き芋を買おうとしています。こちらの芋は甘くて水分量が多い気がします。イチゴはまだ出始めですが、これから安くなるそうです。その後ろには三輪車のおじさんがのんびりと客待ちしています。

毎日同じ場所に現れない露天商人は、値段を誤摩化したりするのではないかと敬遠していましたが、案外とそうでもないのです。中国人が買物をしている一部始終を側に近寄って眺め、大体いくらで売買しているかを見ていれば、彼らはその後の客にも同じ値段で売ってくれます。もちろん私はそのやり取りでの会話をまだ殆ど理解できてませんが…。

多分ここが田舎過ぎて、彼らはまだ外国人慣れしていないため騙すことを考えてないのでしょう。

国貿国貿はこちらで言うデパートというか百貨店の類で、横に長い3階建ての建物。端から歩くと何百メートルもあります。中に食料品スーパーの他、家電、洋服、惣菜、果物、野菜、鮮魚、パン、文具、宝飾品などが所狭しと入っていて、ありとあらゆるものが売られています。私もよくここで食品を買物しています。

市場商場はどこの社会主義国でも見かけるようなスタイルの生鮮市場。体育館みたいな建物の中で、各商人が同じ広さのテーブルに同じような物を並べて売っています。だから殆どどこで買っても品物の質は同じなんですが、大体いつも買う店を決めて顔馴染みになってくると少し負けてくれたりします。

こちらでブログを公開することにしました。
現在の琿春市の様子を、私生活を交えて紹介します。

linai



はじめまして。

名前:linai
誕生日:5月
性別:女
職業:現在は専業主婦+ムサビ通信の学生
家族:ダンナさんと猫のトッポギ
趣味:絵画、料理、旅行、美術鑑賞、カフェで読書

夫の仕事の関係で、中国吉林省琿春(Hunchun)市に滞在したり
在籍している通信大学の関係で日本に戻ったりと
根無し草のような生活をしています。

中国の琿春について、私が知ったことや感じたことを
良い部分も悪い部分も含めて、有りのままに書いています。

本格帰国の際、中国から日本へ愛猫を輸入(検疫クリア)するために
ラジオ講座などを利用して、中国語を勉強中です。

滞在略歴:
2005年1月~2月頃:琿春(ダンナとlinaiが視察)
2005年5月~:琿春(ダンナが赴任開始)
2005年10月(国慶節):琿春(linaiがダンナを尋ねる)
2006年2月~:琿春(linaiが滞在開始)
2006年8月~9月:東京(linai授業出席のため一時帰国)
2006年10月~11月:琿春(linaiが琿春へ戻る)
2006年12月~2007年1月現在:東京(linai学業継続&暖を求めて一時帰国)
2007年3月~琿春(本格帰国準備のため)
2007年3月末~めでたく完全帰国!お疲れさま。

コメント、ご意見、質問などあれば
お気軽にどうぞ…。